2012年4月10日火曜日

第1週 ガイダンス・テーマ設定

【ガイダンス】
こんにちは、TAの浅野です。
本日は第一回の授業でガイダンスを行いました。
主な内容は
・授業内容詳細
・グループ分け
・グループごとにアイディア出し
・安藤先生の講義

<詳細>
■テーマ
A こどもにとって「魅力的な学び」のためのデザイン
B シニアにとって「魅力的な活動」のためのデザイン

■目的
製品やサービスにおける情報デザインのために、実践的なユーザーエクスペリエンスデザイン手法を身に付けると共に、企業に持っていくことのできるアウトプットを制作する。

■協力企業
富士通デザイン(株)様

今回も富士通デザイン(株)様の協力頂き、選考作品は9月に富士通デザイン本社にてプレゼンテーションを行います。
【グループごとの作業】
A、B、2つのテーマから1つを選び、4、5名ずつのグループ分けを行いました。
グループ毎にテーマに対するアイディア出しもしました。
◎とてもよかったこと
みなさんの中には、ポストイットを持ってきている学生もいて、とても感心しました。良い習慣だと思います。今回ポストイットを持ってきていた人を見習って持ってくる習慣をつけましょう。
また、太いペンでやっている点もとても良いと思います。
授業で身につけたことは、どんどん活用して行きましょう!


【安藤先生講義】
安藤先生からは、デザインをする上でどのようなプロセスが有効かを講義して下さいました。
・「学ぶ」「観る」「尋ねる」「やってみる」という2つのアプローチでアイディアを生み出す。
 「学ぶ」・・・既にあるものを再生産してしまわないように、既存情報・商品などを調べてみる。/ターゲットについての情報なども事前に調査しておく。
 「観る」・・・ユーザーの行為・環境を観察する。
 「尋ねる」・・ユーザーにインタビューする
 「やってみる」・・自分で実際に体験してみる。一番気づきが多い。迷ったり困ったらやってみることはデザインする上で大切。

・すぐ調査から発想へ飛ばず、「なんでだろう?」という疑問を持ちつつ、調査結果→分析→洞察→理想体験→発想というプロセスでやると良い。
・インタビュー以外にも
 ∟脳内マップを書いてもらう事でもっとユーザーに対する理解が深まる
 ∟その人が使ってるものやことを観て気づくことも多い
 →何を観れば良いのか?
  ∟行為、痕跡・・・やってもらって見せてもらう/使ってるものを見せてもらう
  ∟フィールド
  ここからその人がどういう人なのか?どんな環境に住んでいるのかが分かる。
【来週までの宿題】
(1)選択したテーマに関して、関連する情報を各自調査して、各自が調査した資料を30P以上持参する。
(2)各自テーマシートを5案以上記入して持参する。テーマシートには、どのようなシーンを対象にしているか、スケッチを描く
(3)対象ユーザーについて、プレリサーチを行う
 ・目的
  アイディア出しをスムーズに行うために、対象ユーザーに関する情報を収集する。
 ・実施してくるとこ
  「学ぶ」・・・既存のサービスや製品にどんなものがあるのか
  「観る」・・・身近な対象ユーザーの日常情報はどんなものか
  「尋ねる」・・身近な対象ユーザーに普段気にしている事を尋ねる


今回のテーマが私の卒制に似ていたため、少しプレゼンもさせて頂きました。
こどもやシニアの方という特殊なユーザーに向けてデザインすることは初めの人も多いと思いますが、沢山観察や調査をして後の活動につなげられるように頑張って下さい。